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“long time no see”の意味と使い方&使える「久しぶり!」フレーズ7選

忍者
しばらく会ってなかった人に対して使うlong time no see!(久しぶり!)はとても便利なフレーズですね。
uzla
わたしもたまに友達に使います。

でも、その意味と使い方をきちんと理解しておくのも大切かも。

long time no see.以外にもIt’s been whileなど、

他にも「久しぶり」という意味のフレーズはたくさんあるので見ていきましょう。

この記事のライター

uzla

東京の大手ICT企業の海外プロジェクトのPMを担当し、グローバルチームを率いました。幼少期を米カリフォルニアで過ごして以来、英語はもちろん多言語geek。日々、言葉の仕組みや文化的特色を発見しては感動しています。日常会話からビジネスシーンで使えるものまで実践的な英語を楽しくお伝えしていきます。

東京の大手ICT企業の海外プロジェクトのPMを担当し、グローバルチームを率いました。幼少期を米カリフォルニアで過ごして以来、英語はもちろん多言語geek。日々、言葉の仕組みや文化的特色を発見しては感動しています。日常会話からビジネスシーンで使えるものまで実践的な英語を楽しくお伝えしていきます。

“long time no see”の意味と使い方

uzla
まずはlong time no seeの意味と使い方のおさらいをしましょう。

“long time no see”の意味

long time no see(ロングタイムノースィー)は、誰かにしばらくぶりに会った時に言う「久しぶり!」という意味の挨拶です。

文字通り、“long time”(長い間)“no see”(「見る」の否定)なので「長い間見ていない(会っていない)」=「久しぶり」という意味になります。

“long time no see”の返事は?

“long time no see!”と言われたら、

“That’s true.”(たしかに)

“I agree.”(その通りだ)

と肯定する返事をするのが普通です。

日本語でも「久しぶり!」と言われたら、同じように「久しぶり!」と返したり、「そうだね!」や、「たしかに。何年振りだ?」などと言うのではないでしょうか。

さらに

“What have you been up to?”(元気にしてた?)

“How have you been?”(最近どう過ごしてたの?)

のような質問で会話を繋げられるとなおよいでしょう。

“long time no see”の使い方

“long time no see”は基本的にカジュアルな会話で使われる口語表現。

後でも述べますが、メールや手紙に使うことはあまりなく、親しい関係にある人との会話に使われるのがほとんどです。

使用例①

Hello. Long time no see!
こんにちは。お久しぶり!
Hi! Yes, long time no see…
やぁ!うん、しばらくぶりだね…

使用例②

Hey, It’s me! We went to school together. Wow, long time no see.
おーい、僕だよ!学校同じだったよね。すごい久しぶりだね
I know! You haven’t changed at all though…
ほんとそれ!でも全然変わってないね…

“long time no see”の語源は?

忍者
でもよく考えるとlong time no seeって英文法的には間違っているような。

uzla
忍者さん、するどいです。実はこのフレーズ、非ネイティブスピーカーの間で生み出されたフレーズなのです。説明しましょう!

まずは、“long time no see”の構成を見てみましょう。

long time no see = 長い間・ない・見る 

主語も無ければ目的語もない、単語を並べただけのフレーズであることがわかります。

これでは英作文のテストでは点がもらえません。しかし、実際の英会話では「久しぶり」という意味で通じ、ネイティブスピーカーの間でも使われています。

語源を遡ると、昔アメリカ大陸に渡った中国の商人たちが母国語である中国語で「久しぶり」を意味する「 好久不見」の各単語ををそのまま英語に訳したことから “long time no see”が生まれたという説があります。

文法的には間違っていても意味が通じるため、頻繁に使われるようになり、いつしかネイティブスピーカーが話す言語にも取り入れられ、今では広く認識される定型表現となったのです。

他にも、ネイティブアメリカンが話していた英語に由来するなどの説もありますが、いずれにせよ、“long time no see”が非ネイティブスピーカーによって生み出され、今では一般的なフレーズになっているということには違いありません。

uzla
ちなみに、“long time no see”のように、商人同士の取引などの中で生まれた他言語の特色を取り入れた英語を“pidgin English”(ピジン英語)と呼びますよ。
忍者
英語が母国語じゃない人が影響を与えた英語フレーズもあるんですね!

“long time no see”はビジネスやメールでも使える?

忍者
long time no seeの由来が分かりました!でも普通の会話で使うようにビジネスでも使えるのでしょうか?

uzla
long time no seeは基本的に話し言葉なので時と場合を見極める必要があります。

“long time no see”はビジネスで使える?

ビジネスシーンでは、例えば久しぶりに顔を合わせるビジネスパートナーに対して雑談混じりに “long time no see”を使うことは不適切ではありません。

しかし、 “long time no see”というフレーズそのものには、かなりカジュアルな調子が含まれているので使う相手と場合には要注意

「英語はカジュアルな言語」というイメージが持たれがちですが、当然ビジネスシーンに適した言葉遣いや表現は存在するからです。

例えば、話し方一つで相手が受ける印象やその場の雰囲気にも影響することは大いにあるので、時と場合に適した英語表現を身につけておくことはとても重要です。

“long time no see”はこれまで説明してきたとおり、話し言葉として使われるのが基本ですので、ビジネスシーンで使うときは気をつけるようにしましょう。

“long time no see”はメールで使える?

ビジネスメールではなるべく話し言葉を用いるのは避けましょう。

親しい同僚など信頼関係にある相手とのメールでは書き言葉を混じえたカジュアルなコミュニケーションが許されるかもしれませんが、フォーマルな文書やメールではNGです。

特に、“long time no see”は会話の中で多く使われることがあっても、メールなどのように文字にしてしまうと、文法的に不正確であるうえ、カジュアルさを強調していると思われるおそれがあります。

それでも「久しぶり」と書きたい場合には、下記「“long time no see”以外の使えるフレーズ7選!」で紹介していますので、参考にしてください。

“long time no see”は目上の人にも使える?

カジュアル色が強い表現である“long time no see”は使う相手と場合をきちんと選ぶ必要があります。

英語話者の間でも、いわゆる「ノリ」で使われることが多いのです。

くだけた雑談ができる相手なのか、普段は気楽に話せている上司でも今の状況は適しているのかなどを考えてから判断するようにしましょう。

“long time no see”以外の使えるフレーズ7選!

忍者
「海外旅行するのは久しぶりだ」の「久しぶり」もlong time no seeが使えるんですか?

uzla
残念ながら使えないのです。それも含め、ビジネスシーンやメールでも使える「久しぶり」のフレーズを例文を使って見ていきましょう。

I haven’t seen you for a long time

久しぶりに会う相手に対して「あなたのことを長い間見ていなかった」という意味の現在完了を使うことで「久しぶり」の挨拶になります。

丁寧な表現で、ビジネスやメールにも使用可能です。

I haven’t seen you for a long time. Do you remember me?
久しぶりに会いましたね。私のこと覚えていますか

このフレーズは、実際に相手に会っていなくても、例えば

“I haven’t seen him for a while. I wonder how he is doing.”
彼のことしばらく見ていないけど、元気にやってるかな

というように、その場にいない人に対して思いを馳せるときにも使うこともできます。

“for a long time”を“for a whole”や“in ages”または“for ages”に変えても同じく「久しぶり」という意味になります。

We haven’t seen you in ages…
ずいぶん長いことお会いしていませんでしたね

I haven’t traveled abroad for ages.
海外旅行をするのは久しぶりです

It has been a long time since…

“since”の後に時期や最後におこなった行為を入れて「〜(して)以来」という意味になります。

このフレーズも「久しぶり」を礼儀正しく言う挨拶の一つです。

It has been a long time since our last meeting. How have you been?
前回のミーティングから時間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしですか

It has been a long time since I went bowling. I am a little bit nervous.
ボウリングするの久しぶりだな。緊張するな

久しぶりすぎて会っていない期間が永遠のように感じられるときは“forever”を使います。

Is that you? It’s been forever since we talked!
本当に君なの?ものすごい久しぶりだね!

Nice to see you again

“see you again”は「再会する」という意味なので「あなたに再会できて光栄です」というとても好意的な挨拶。

ビジネスシーンではよく使われるフレーズです。

It is nice to see you again. We are happy to work with you again.
ご無沙汰しております。またご一緒できて光栄に思います

再会の喜びを強調したい場合は次のように言うことができます。

It is my pleasure to see you again.
またお会いできて大変うれしく思います

※メールなど相手に直接言わない場合は「またお会いできることを大変うれしく思います」という意味になります。

I cannot remember when… last time

“last time”(最後に)会ったのがいつだか思い出せないくらい久しぶりの再会にはこんなフレーズが使えます。

I cannot remember when I saw her last time.
最後に彼女に会ったのはいつだろう、しばらくぶりだ

I cannot remember when I had real sushi last time.
最後に本物のお寿司を食べたのがいつだか思い出せないくらい久しぶりです

I am doing this for the first time in…

長い間ご無沙汰していたことを久しぶりにおこなうときは“first time”を使って強調します。

もちろん、誰かに久しぶりに会うときにも使うことができます。

I am dating a girl for the first time in 10 years.
10年ぶりに彼女ができました

We are seeing each other for the first time in 25 years.
私たちは25年ぶりに再会しました

I’ve missed you(カジュアルな表現)

家族や恋人同士の手紙やテキストメッセージでは“I miss you.”(会えなくて寂しい・恋しい)という表現がよく使われますが、これを現在完了にすることで「会えなくて寂しく思っていた時期」に終止符を打って再会を表す表現になります。

You are finally back! I’ve missed you.
やっと帰ってきたね、久しぶり!(会えなくて寂しかったよ)

Hey stranger!(カジュアルな表現)

久しぶりに会うとはいえ面識はあるはずなのに、相手を“stranger”(他人)と呼ぶのは妙に感じるかもしれませんが、これもネイティブスピーカーの間でよく使われている「久しぶり」の挨拶の一つです。

Hey. Long time no see. What’s up?
やぁ、久しぶりだね。調子はどう?
Hey stranger! Where have you been? I haven’t heard from you in ages.

久しぶり!一体どこにいたの?ぜんぜん連絡くれなかったね

I know right. Sorry about that. My phone broke.
そうだよね、ごめんね。電話が壊れてたんだ

このフレーズは自分から言い出すよりは、誰かに久しぶりに話しかけられたときに返しの言葉として使うことが多いです。

「しばらく連絡をくれなかったから(あなたが自分にとって)他人同然になるところだったよ」という気持ちが込められた少し皮肉が入った表現ですが、親しい仲では安心して使えるフレーズです。

“long time no see”に関する気になる疑問を解決

忍者
ところでlong time no seeのlong timeの長さにこだわりはあるのですか?

uzla
うーん、時間の定義は絶対的のようで相対的…人それぞれといったところでしょう!

どれくらい会っていなければ“long time no see”が使えますか?

同じ時間でもこれを永遠と感じるかあっという間と感じるかは人それぞれなので一概には定義できませんが、“long time no see”が会話で使われるシチュエーションは多くの場合が数週間や数カ月ぶりなど、めったに顔を合わせない人同士の再会です。

学校や仕事でほぼ毎日顔を合わせている相手に週末会わなかったくらいで“long time no see”は少し違和感があるかもしれません。

とはいえ、一秒たりとも離れたくないほど愛し合っている恋人同士であれば、相手がトイレに席を外して帰ってきただけでも

“That was a “long time no see” for me!
会いたすぎて一瞬が永遠に長く感じた!

となるのもおかしくないでしょう。 

ネイティブが“long time no see”を使うのはどんな時?

繰り返しますが、“long time no see”は「久しぶり」を意味するフレーズでもかなりカジュアルな意味が含まれています。

文法的にも間違っているため、別の言い方で「久しぶり」を言うのを好むネイティブスピーカーも多くいるのは事実です。

もともとは、非英語話者の間違った英語を真似て英語圏の生活に取り入れられたものなので、少しおちゃらけて話すときや、文法的には正しくないということを知った上であえてゆるい感じに喋るときなどに使われることも多いようです。

とはいえ、今は英語圏では共通して認識される典型フレーズになっているので、“long time no see”を使ったからといって「英語を正しく理解していない」と評価されることは稀といえるでしょう。

“long time no see”の派生語はありますか?

ところで、メールを送る相手とは実際会っているわけではないので、“long time no see”だと正確な訳に違和感を感じる人もいるかもしれません。

たしかに、シチュエーションに合わせてフレーズを派生させて使うことがあるのは事実です。

例えば、電話やメールで「久しぶりに話すね(メールするね)」と言いたければ、“long time no talk”や“long time no e-mail”というふうに、“see”を別の語に変えても意味は十分通じます。

久しぶりに連絡をしてきた相手に“long time no hear”(しばらくご無沙汰していたね)と使うこともあります。

そうはいっても、“long time no see”がこれだけ定着していれば、微妙な意味の違いがあっても、どれも「久しぶり」の挨拶として通じるのが実際のところです。

“long time no see”を使う時は注意が必要!

“long time no see!”は「久しぶり!」という意味です。

久しぶりに会う相手にかける挨拶の一つであり、あらゆるシーンで使うことができる話し言葉です。

しかし、このフレーズの調子がかなりくだけていること、文法的には間違っているということをあらかじめ知っておかなければ、場合によっては不適切に使用してしまうこともあります。

「久しぶり!」を表す他のフレーズのバリエーションも増やし、使うシチュエーションや相手によってふさわしい言い方ができるように練習してみてください。